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		<title>Yourpedia - 利用者の投稿記録 [ja]</title>
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		<title>教育困難校</title>
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				<updated>2017-09-02T10:40:33Z</updated>
		
		<summary type="html">&lt;p&gt;218.45.93.35: /* 関連項目 */&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;[[Image:東京神奈川の底辺高校.jpg|500px|thumb|東京神奈川の底辺高校]]&lt;br /&gt;
'''教育困難校'''（きょういくこんなんこう）とは、一般的には生徒の授業態度や[[学力]]などが原因で[[教育]]が困難な[[学校]]のことである。[[進学校]]であるかは関係なく、[[いじめ]]、[[校内暴力]]、[[学級崩壊]]、[[長期欠席]]、[[少年犯罪]]などの難しい課題が集中しているために'''課題集中校'''（かだいしゅうちゅうこう）と呼ばれることもある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
教育困難校として問題になるのは[[高等学校]]が多いのだが、[[小学校]]や[[中学校]]でも同様の問題が発生している。クラス・学年単位でこういう問題が発生する場合は「[[学級崩壊]]」と呼ばれることが多い。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 教育が困難となる原因 ==&lt;br /&gt;
教育困難校が発生する原因は各種あるが、生徒の学力、学習意欲、家庭環境などの影響が大きいとされる。また、生徒の家庭の社会的階層（収入・職業・家族構成など）も影響を及ぼすため、階層間格差が広がると教育困難校が発生しやすくなるともいわれる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
また、[[ベビーブーム]]層の増加に対応した都道府県立の高等学校の大規模な増設、高校入試における[[総合選抜]]制度の実施などが高等学校進学率の劇的な増加に繋がり、学業分野に対しての意欲が少ない中学生も取り込んでしまう結果になったことも一因であると、特に[[首都圏 (日本)|首都圏]]や[[京阪神]]などの大都市圏で指摘されている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さらに地域社会において、地域内に既にある高等学校より新しく創立した学校ほど、教育困難校となってしまうことが多い。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
公立学校においては、[[地元集中]]や総合選抜の他にも、成績の善し悪しにかかわらず、定員内ならば原則的に合格させるという選抜方針の自治体もあるため、[[定員割れ]]を起こしている、あるいは起こしそうな学校に、とうてい高校に入学できそうもない生徒（例として学力が異常に低い、学校の指導に恒常的に従わない、[[道徳|モラル]]に問題を持つ生徒、[[犯罪少年]]・[[触法少年]]等いわゆる[[非行少年]]）を送り込む中学校もある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 学力との関連 ==&lt;br /&gt;
学力が低いことと授業態度が悪いことは必ずしもイコールではない。しかし現実には、入学時の[[学力偏差値]]の低い学校ほど「荒れ」が目立つとされる。入学に必要な学力が他校と比べてかなり低い学校のことを'''底辺校'''（ていへんこう）と呼ぶことがある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[高校受験]]では本人の学力と[[内申点]]などが大きく関わり、かつ[[中学浪人]]をすることがタブーである地域が多いため、中学卒業見込時点で、これらの点数が低い生徒の場合は合格可能校が限定されてしまう。生徒自身も、受験校を選ぶ段階では高校の序列を認識しており、学力により希望の高校に合格できる可能性があっても「偏差値輪切り」によって、本人が希望しない学校を受験させられてしまうことがある。そのため不本意入学が起こりやすくなり、入学した学校での教育に意欲を持てない生徒が多くなることも、荒れの原因といわれる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
1980年代を中心として、専門学科に荒れが目立った時期があったのは、専門分野に対して興味のない生徒に対しても、偏差値のみを基準として画一的で硬直化した進学指導を行なったこと（偏差値輪切りという）も原因であるとされる。この指導は、普通科への進学に対しても同様に行われており、中学校教員によって学習成績の「平均点」を境界として受験先を決められてしまうことがある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その背景として、例えば「公立高校の不合格者を減らす」といった受験実績の獲得があるとされるが、この指導により一部の生徒の希望が反映されず、該当する生徒の学校、教員への不信感が大きくなってしまうことがある。その結果、進学先の学校、教員に対しても不信感を抱いてしまうことも少なくない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さらに、山間過疎地の高等学校は、中学卒業者の減少と成績上位者の都市部の高等学校への進学志向の強まりと共に定員充足率が低くなり、元々、通学圏の面積が広く寄宿舎を備えた高等学校も多かったことから、[[団塊ジュニア|第二次ベビーブーム]]層で特に都市部の成績低位層の格好の入学ターゲットになって教育困難校となったケースもある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 教員の対応 ==&lt;br /&gt;
教育困難校における指導は、学校での教育全般において、[[生徒指導]]を中心に据えたものとなる。例えば授業においては、学力向上の前に「無断欠席・無断遅刻・抜け出しの防止」「静かに授業を受けさせる」など、教科教育にあたらない取り組みも求められ、教員が意思統一すべきルールとして頻繁に検討される。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
また、通学路での通学マナー指導、長期休暇中を含む学外での生徒の非行行為の事後対応、停学処分を受けたり無断欠席をする生徒やその保護者への家庭訪問など、授業以外の対応に多くの時間を割かれ、進学校や中堅校よりも、教員が過労や精神的要因で病気に陥りやすく、さらには教員が教育困難校の環境に耐えられず中途退職する実態もある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
教育困難校以外の学校しか勤務経験の無い教員が教育困難校に転勤した場合、転勤前と比べて生徒の行動や意識の差を感じることが多く、勤続年数や経験に関係なく教員としての資質を問われることが多い。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
教員に対しては、入学から卒業までの長いスパンで指導する根気が求められるなど、「教員の資質を鍛える」側面がある。教員による教育困難校への転勤希望が出されにくく、逆に教育困難校の教員の多くが転勤を希望する傾向があるとされ、教育困難校が、いわゆる[[指導力不足教員]]や[[不祥事]]を起こした教員の行き場所となるケース、教員の多くを正規採用ではない常勤・非常勤[[教員の職階|講師]]が占めるケースなど、人事面において、教育困難校以外の学校と違った対応も見られることがある。&amp;lt;br&amp;gt;&lt;br /&gt;
一方で、教育困難校での勤務経験によって資質（特に生徒指導力）を高め、将来教育管理職（[[校長]]・[[教頭]]）となるケースも見られ、[[千葉県立姉崎高等学校]]のように、小中学校の基礎学習内容を授業に取り込むことで、教育困難の状況を克服した学校もある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 卒業後の進路 ==&lt;br /&gt;
専門学科のみならず、かつては普通科においても[[就職]]が中心であった。そのため、進路指導においては就職指導のスタイルが基本となる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
就職については、[[バブル景気]]崩壊以降の雇用縮小（[[就職氷河期]]）の影響により非常に狭き門となっていたが、地域によっては景気が回復してきたこともあり、[[2005年]]（平成17年）から[[2008年]]（平成20年）頃にかけては多少緩和されていた。しかし、[[2008年]]（平成20年）秋の[[リーマン・ショック]]以降は[[求人]]が激減して、再び厳しい就職難の状況に陥っている。就職先は大半が地元の[[中小企業]]であるが、派遣労働やフリーターなどの[[非正規雇用]]や、待遇や労働条件の劣悪な[[ブラック企業]]への就職も増えている。但し、就職に役立つような資格やスキルもなしに、目的意識もなく未熟かつ曖昧な動機で就職をするケースがあり、職場や仕事、人間関係に対する不満や更には[[リストラ]]などで1年以内に中途退職する者が多く、そのことも高等学校新規卒業者の求人縮小に拍車をかけている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかし近年では少子化の影響で、上級学校の難易度が緩和される傾向にある。そのため、[[大学]]（[[短期大学]]を含む）、専修学校の専門課程（[[専門学校]]）への推薦入試、[[AO入試]]による進学者が増えている。少子化の影響もあり、これまで条件が厳しく件数も限られていた「指定校推薦」の対象となる機会も増え、進学を希望する生徒の多くが2学期中に進学先を確保するケースが増えてきた。これは、普通科高校における進路指導では、[[1990年代]]後半以降の高卒者向け求人の激減やそれに伴う就職難もあり、経済的に余裕のある生徒に対しては進学を勧めているという側面もある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
なかには[[国公立大学]]を含む[[難関校]]の大学に進学したり、[[大企業]]に雇用されたり、[[公務員]]になる者もいる。（ただし、「その地域の上位校～中堅校に入学できる学力を有しているものの、通学手段の不便・[[転居|一家転住]]などの事情、病気・[[長期欠席]]のため[[調査書 (進学と就職)|調査書]]の点数が低かった、第一志望に不合格し、二次募集等で入学した、[[いじめ]]から逃れるためなど、'''学力に関わりない理由で入学してきた生徒'''」がこれに該当することが多い）従って、生徒全員の学力が低いわけではない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== モンキー高校と侮蔑される教育困難校の実態 ==&lt;br /&gt;
「教育困難校」という言葉をご存知だろうか。さまざまな背景や問題を抱えた子どもが集まり、教育活動が成立しない高校のことだ。大学受験は社会の関心を集めるものの、高校受験は、人生にとっての意味の大きさに反して、あまり注目されていない。しかし、この高校受験こそ、実は人生前半の最大の分岐点という意味を持つものである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
高校という学校段階は、子どものもつ学力、家庭環境等の「格差」が改善される場ではなく、加速される場になってしまっているというのが現実だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「こら～！　教室に入れ！」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「教育困難校」の授業は、教師のこの声から始まる。チャイムが鳴っても、廊下にたむろしている生徒に向けられる言葉だ。座り込んでまったく動こうとしない生徒を、腕を取って床から引きはがそうとする教師に、「あっ、教師の暴力！」という言葉が浴びせられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
教室内の生徒たちの間にも休み時間と同じ光景が広がっている。一人の生徒の席の前に数名が集まって、にぎやかに[[スマホ]]でゲームに興じているグループがいくつもある。教室の後方では数名の男子が、「うけるんだけど～」と言いながら相手の肩をばしばし叩いて、大声で笑っている。その足元では、まぐろのように伸びて一人の男子が爆睡している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
少し離れたロッカーの前には、自分のカバンの開け口を全開にして、しゃがみこんでなにかを探している女子がいる。一応席にはついているものの、机の上に大きな鏡を立てて、椅子の上に体育館座りになり、太ももがむき出しなのも気にせず、つけまつげをつける作業に集中している女子もいる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんな中に、ひっそりとうつむきがちに自分の席に身を縮めるように座っている生徒も数名いる。彼らも教科書やノートを机の上に準備しているでもなく、また、決して教師と目を合わせようとはしない。さらによく見ると、静かに自分の席に座っているように見える生徒の中には、主題歌を口ずさみながら、「ドラえもん」のキャラクターたちをノートに熱心に描いている男子生徒がいることもわかる。彼は、教室内の喧噪や、教卓に立つ教師の存在を一切気にせず、自分の好きな世界に浸りきっているのだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
このカオスの世界を、何とか授業ができるまで持って行くために、教師は非常にエネルギーを使う。生徒を名指しで注意しながら、根気強く席に着かせる努力をする。一度席についた生徒が、またふらっと立ち歩くので、教師の頭には、あたかも「もぐらたたきゲーム」を行っているようなイメージが浮かんだりする。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ようやく席に着かせると、次に出席の確認がある。「教育困難校」では、クラスの全生徒が朝から出席する日は、まず無い。出席は単位認定の重要なポイントとなるので、慎重に取らなければならない。一人ひとり点呼し、返事をした生徒の顔を確認する。自分以外の点呼の際にも、懲りずに何度も元気よく返事をする生徒、本来の席に座らず、他人の席に座っている生徒たちをその都度しかりながら、出席確認は少しずつ進められていく。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
授業を開始するまでには、重要な1ステップがまだある。それは、生徒が持っているスマホや携帯電話を集めて、授業時間中保管することだ。生徒に電源を切らせて、カバンに入れさせればよいと思われるだろうが、それができるのは「教育困難校」以外の高校だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
各教室に専用の袋や入れ物を用意し、毎時間教科担当の教師が開始時に集め、終了時まで保管する。毎時間の決まりごとなのに、抵抗する生徒が少なくない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「今日は、バイトの大事な連絡が来ることになっているから、せんせー、お願いだから勘弁して」とか「母親から大事な連絡がラインで来るから」、「絶対に見ないから、机の中に入れさせて」など哀願する声が上がるが、「規則だから駄目」の一点張りで教師は認めない。もし、一人でも認めたら他の生徒も黙っていないことがわかっているからだ。集めるときには、電源オフを指示するのだが、毎時間、さまざまな着メロが入れ物の中から度々聞こえてくる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
教師がおとなしい性格で、怒声を発することができない場合には、ここまでのプロセスで、生徒はコントロール不可能の状態になる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
したがって、「教育困難校」での教師の第一条件は大きな声が出せることだ。自らは進学校育ちの優等生だった教師が、「教育困難校」に赴任し、それまで、丁寧な言葉づかい、態度で他人に接していたのに、しばらく経つと横柄な態度で怒声を発するようになっている姿を見ることがある。それは、「教育困難校」で教師として生き抜くためには仕方のないことなのだが、正直、見ていて切なくもある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さて、次はようやく授業開始だ。ここに至るまで、手慣れた教師がずっと大声で注意をしながらでも10分から20分はかかる。一般的に、高校の1時限は50分だが、最近は、学校行事などがあると、授業確保のため、授業カットではなく、45分、40分の短縮授業を行う場合が多い。また、まだまだ数は少ないが、一部の「教育困難校」では、30分授業の時間帯を設けているところもある。いずれにせよ、残された授業時間はあまり多くないことになるが、さほど長くない授業でも、生徒が集中できる時間は短い。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「教育困難校」で、生徒を授業にしっかりと参加させたいと考えている教師は、非常に教材研究に熱心だ。生徒の学力の問題で、一番簡単な教科書でも理解できない生徒が多くいる。教科書が使えないのだから、市販の問題集や参考書もそのままでは使えない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その現実が見えてくると、良心的な教師は生徒の実態に合わせた手作りの教材を用意するようになる。小・中学校で学んだはずだが身についていない基礎知識を学ばせるため、しかも、少しでも飽きずに集中できるように、なおかつ、高校生であるというプライドも傷つけないように気を遣いながら、プリントやスライドづくりにいそしむ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかし、どれほど工夫した教材でも生徒たちを長い時間引き付けておくことはできない。授業の最中でも突然立ち歩く生徒はいるし、授業終了10分前頃になると、多くの生徒は明らかにそわそわしだし、ノートや筆記用具を片付け始める。教員の説明のわずかな間をキャッチして、「せんせー、もう終わりにしようよ～」とむずかりだす。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
教師も終わりにしたい気持ちは同じなのだが、終わらせれば生徒が教室から出て騒ぎ出し、他の教室にも構わず入ってしまうので、チャイムが鳴る前に授業を終わらせることはできない。実は、他の教室でも同様の状況なのだが、結局、終了チャイムまで生徒と教師の我慢比べが行われる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「教育困難校」という言葉を、あまり聞き慣れない方が多いのではないかと思う。このタイプの高校は「進路多様校」と言われることもあるが、最も知られている呼称は「底辺校」だろう。もちろん、これは、各地の予備校や塾が出した受験偏差値を基に作られる偏差値一覧の底辺部に位置する高校という意味でつけられたものだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかし、この呼称が侮蔑的で、そこに通う生徒たちを大いに傷つける点、偏差値一覧の偏差値は必ずしもそれぞれの学校の実相を表すものではない点などから、筆者を含め多くの人は、最近は「底辺校」という呼称を意図的に使わないようにしている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
では、「教育困難校」とは、どのくらいの受験偏差値の学校を指すのだろうか。実は、この偏差値以下の高校が「教育困難校」という明確な基準はない。インターネット上では「底辺校」という呼称が使われて、偏差値39以下、38以下の高校がこれに該当するといった、ほとんど根拠のない記載が数多く存在する。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これに対し、筆者は偏差値40台前半以下の普通科の高校が「教育困難校」に該当すると考える。商業高校や工業高校等の専門高校は、受験偏差値は高くないところが多いが、そこでは専門的技術や資格の取得というわかりやすい目標があり、授業1つとっても、「教育困難校」とはまったく違う風景が広がる学校がほとんどである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これらの「教育困難校」に通う生徒はどのくらい存在するのだろうか。細かい統計的分析を経たわけでないことをお断りしておくが、筆者は体験から、「教育困難校」に通う生徒は、同学年全生徒の約15～20％ではないかと推測している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「教育困難校」の生徒たちは、周囲から「クズ高校」「モンキー高校」と軽蔑され、ただでさえ低い自己肯定観を高校3年間で、完膚なきまでに傷つけられてしまう。将来の夢も狭められ、ほとんどの生徒は貧困層予備軍として社会に出ることになる。在校中の中退率も高く、消息がわからない卒業生も少なくない。せっかく正社員で就職できても、社会人として必要なさまざまな能力が身についていないので、短期間に辞めてしまう例も多い。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
だが、忘れてならないことは、彼らは家庭環境や、学校の教育環境、さらには周囲に気付かれなかった病気や障害などの理由で「教育困難校」に入るしかなかったという点だ。そんな彼らをこのまま打ち捨てておいてよいのか。それは、そこに通う生徒にとっても、日本社会にとっても大きなマイナスにならないか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 「恋愛至上主義」になる教育困難校の生徒たち ==&lt;br /&gt;
「教育困難校」という言葉をご存じだろうか。さまざまな背景や問題を抱えた子どもが集まり、[[教育]]活動が成立しない高校のことだ。[[大学受験]]は社会の関心を集めるものの、[[高校受験]]は、[[人生]]にとっての意味の大きさに反して、あまり注目されていない。しかし、この[[高校受験]]こそ、実は人生前半の最大の分岐点という意味を持つものである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
高校という学校段階は、子どもの学力や、家庭環境などの「格差」が改善される場ではなく、加速される場になってしまっているというのが現実だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
年末年始、[[テレビ]]や[[新聞]]では[[家族]]だんらんや[[故郷]]への[[帰省]]を当たり前のように取り上げているが、今の日本では実際はそれらとまったく関係のない家庭も多い。「教育困難校」のほとんどの生徒の家庭がまさにそうであろう。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「教育困難校」の生徒には幼い頃から、年末年始を[[家族]]一緒にゆっくり過ごすという習慣はない。[[サービス業]]に従事し非正規社員であることが多い親は、ほかの人が働きたがらず、そのために[[時給]]がよくなるこの時期こそ稼ぎ時であるし、生徒自身も同様の理由で[[アルバイト]]に忙しい。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
子どもの最高の楽しみである[[お年玉]]も、[[故郷]]から切り離され、もらえるような[[親戚]]付き合いをしていないので、[[親]]以外からもらった経験がない生徒もいる。その[[親]]からもらう[[お年玉]]の金額も、物心ついた頃から同額でまったく上昇しないという。確かに、今の[[高校生]]が[[小学生]]低学年の頃に[[リーマンショック]]が起こっており、彼らは好[[景気]]の時期を知らないのだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
結局、年末年始も特別ではなく、家族がいつもより少し忙しく、いつもどおりバラバラに行動し、空いている時間は[[スマホ]]に熱中することになる。[[テレビドラマ]]や[[CM]]などから、家族だんらんはすばらしいものらしいという一般的な価値観は漠然とキャッチしながら、その実態を体験できない「教育困難校」の生徒は、「家族」に強いあこがれを持っている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そのうえ、無条件に親から愛されているという確信が持てず、つねに愛情渇望状態にもある。親からの愛情はいくら待っていても得られないとわかると、愛情を注いでくれる新しい対象を求め始める。[[思春期]]真っ盛りの高校生たちは、[[恋愛]]に異常なまでに関心を持ち、実際に行動する。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「教育困難校」の生徒たちに将来の夢を尋ねると、「若いうちに恋愛結婚して、子どもを3～4人作って温かい家庭を築く」といったステレオタイプの回答が非常に多い。さらに、「[[専業主婦]]になって子育てし、子どもに寂しい思いをさせない」「子どもをたくさん産んで、子どもにいつもやさしい親になる」といった、自分のこれまでの寂しさを吐露するような発言も多く出てくる。いずれにせよ、[[少子化]]対策に悩む政府にとってはありがたい人たちだろうが、彼らの夢の実現は、現実にはかなり困難である。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
近年、若者を「草食系」と「肉食系」に区分する見方が流行しているが、「教育困難校」の生徒たちは、どんなに普段はおとなしくとも基本的に「肉食系」であり、それどころか「恋愛依存系」とも言うべき状態である。それがなければ生きられないのかと思うほど、彼らが言うところの「恋愛」をひっきりなしに繰り返す。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
望んでも得られない親からの愛の代わりを求める彼らの「恋愛」は、誰かと出会うと一瞬にして「恋愛」と思い込み、後先を考えずに無軌道に行動し、すぐに終わる。まるで、[[ねずみ花火]]のような恋愛だ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
新しい恋人ができたとうれしそうに報告する[[JK画像3|女子高校生]]に、彼にいつ出会ったのかを尋ねると3日前などと答える。 「顔が、[[Hey！Say！JUMP]]の○○に似てるから」とか「最初に会ったとき、落ちた[[マフラー]]を拾ってくれてすごく優しかったから」といった理由で、すぐに恋に落ちる。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
前の彼といつ別れたかを聞くと、1週間前などと答え、その元カレとは3週間付き合ったと言う。数日だけの付き合いという生徒も少なくない。別れた理由は、「なんとなく」という自分でもわかっていないような理由が最も多いが、「ラインがすぐに戻ってこない」「お互いにほかの人が好きになった」といったものから、「ちょっとしたことでけんかしたらカレシがDVした」などの深刻なものもある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
自身の家族関係の中に、恒常的・安定的な愛情の形を見ることができなかった彼らは、一度「恋愛」モードに入ると、何のためらいもなく愛情が怒濤のようにあふれ出す。そして、相手の事情を考えず相手からも同量の愛情を求め、何か問題が起こるとそこで突発的に終わってしまう。 2人で話し合い行動して問題を解決し、よりよい関係を長期間築いていこうという考えは、なぜかほとんど生じない。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
相手にもっと愛されたい、あるいは拒むと嫌われるかもしれないと性交渉を持つ。これだけ性に関する情報が流れ、また、いくつかの教科で教えていても、妊娠を回避する策を取れればよいほうで、後先考えず欲望のままに行動することが多く、妊娠する[[JK画像3|女子高生]]は少なくない。「教育困難校」に勤務した経験のある教員で、女子生徒の妊娠事件に出合わなかった人はいないだろう。秘密裏に処理される数は、想像もつかない。 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ある女子生徒の休みが増え、[[保健室]]の利用回数や、体育授業の見学が多くなると、ベテラン教員はおかしいと注意するようになる。顔や身体全体は細くなることもあるが胴回りがふっくらしてくると、本人に確認する。すると本人は拍子抜けするほどあっけなく認める。高校生なのに[[妊娠]]してしまったという罪悪感はさほどないからだ。その後、家族を呼んで善後策を講じることになるが、このときまで親は気づいていなかったという例がほとんどである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
学校側としては一応、[[JK画像3|女子生徒]]に高校を続けてほしいとのスタンスで臨むが、当の本人は「カレシが結婚しようって言うから」と中退して産むことを選び、親も「子どものやりたいようにさせたい」と言って止めようとしない。学校側も、この道を選ばれると内心ほっとする。産んで高校生活を続けたいとなると、生まれた子どもをどうするか、ほとんどの場合、里親を探すか児童養護施設に預けることになるのだが、その方法を公的な情報に疎い親子と一緒に模索し、説明しなければならないからだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
数ヵ月後のある日、その元生徒が赤ん坊を抱いて高校にやってくる。学校中を移動しながら、次々と顔見知りの教員に子どもの顔を見せて回る彼女の顔は幸せに輝いている。傍らには、戸惑い顔の年若い有職青年が手持ちぶさたに立っている。結婚式は挙げていなくても、書面上正式に結婚して新しい家族ができた彼女は、自分の人生の最高の目標を果たし、まさに絶頂の時なのだ。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この時代に、夫婦ともに高校中退であることや夫が不安定な職業に就いていることなどから生じる将来への不安は、彼女の頭にはよぎりもしないようだ。彼らの今後の生活の不安定さが見えてしまう教員は、今の彼女の幸福感・高揚感が少しでも長く続くように祈るしかない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 文部科学省の対応 ==&lt;br /&gt;
[[2001年]]（平成13年）に教員定数に関する諸法令が改正されたこと、また同年度をもって[[同和対策事業]]の終了があったことから、[[2002年]]（平成14年）4月に従前の[[同和加配]]などを統合して、不登校などの対策も含めた「児童生徒支援加配」が行われるようになった。ただし、従前の同和加配と同様の運用がされていることもあり、教育困難校対策にはなっていないともいえるようである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 関連項目 ==&lt;br /&gt;
* [[ぬまっき]]&lt;br /&gt;
* [[日生学園]] &lt;br /&gt;
* [[校内暴力]] - [[体罰]] - [[いじめ]] - [[学級崩壊]]&lt;br /&gt;
* [[モンスターペアレント]] - [[モンスターチルドレン]] - [[モンスターティーチャー]]&lt;br /&gt;
* [[進学校]] - [[難関校]] - [[難関校#中堅校|中堅校]]&lt;br /&gt;
* [[高等学校]] - [[中学校]] - [[小学校]] - [[総合選抜制度]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{学校}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{DEFAULTSORT:きよういくこんなんこう}}&lt;br /&gt;
[[Category:初等教育]]&lt;br /&gt;
[[Category:中等教育]]&lt;br /&gt;
[[Category:日本の高等学校]]&lt;br /&gt;
[[Category:DQN]]&lt;br /&gt;
[[Category:バカ]]&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>218.45.93.35</name></author>	</entry>

	<entry>
		<id>http://34.219.76.139/mediawiki/index.php?title=%E7%9F%A5%E7%9A%84%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E8%80%85&amp;diff=342883</id>
		<title>知的障害者</title>
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				<updated>2017-09-02T10:35:40Z</updated>
		
		<summary type="html">&lt;p&gt;218.45.93.35: /* 関連項目 */ 不適切。&lt;/p&gt;
&lt;hr /&gt;
&lt;div&gt;[[Image:知的障害者1.jpg|350px|thumb|知的障害者]]&lt;br /&gt;
'''知的障害'''とは、&lt;br /&gt;
# 知的機能に制約があること&lt;br /&gt;
# 適応行動に制約を伴う状態であること&lt;br /&gt;
# 発達期に生じる障害であること&lt;br /&gt;
の3点で定義されるが、一般的には金銭管理・[[識字|読み書き]]・[[計算]]など、日常生活や[[学校]]生活の上で[[脳|頭脳]]を使う[[知能|知的]]行動に支障があることを指す。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
'''精神遅滞'''とほぼ同義語であるが、一般的には、[[医学用語]]上は「精神遅滞」を用い、[[学校教育法]]上の用語として「知的障害」を用いる形で使い分けを行う。[[日本]]では、[[1950年代]]から[[学校教育法]]では、'''精神薄弱'''という語が使われていたが、[[1998年]]に法改正があり「知的障害」に変わった。[[アメリカ合衆国]]などでも、こうした障害は「精神遅滞」と呼ばれていたが、retardation(遅滞)という語の[[ポリティカル・コレクトネス|差別的な側面に配慮]]して、「intellectual disability」との呼称が好まれるようになった。この分野の国際学会も病名などで「mental retardation」という表現を用いていたが、次回の改正で改名される予定である。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 法律上の定義 ==&lt;br /&gt;
[[法令]]上、'''一般的な知的障害'''の定義は存在しない。[[福祉]]施策の対象者としての知的障害者について定義する法令は存在するが、個々の法令において、その目的に応じた定義がなされている。客観的な基準を示さず、支援の必要性の有無・程度をもって知的障害者が定義されることもある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
客観的基準を示す法令にあっては、[[発達]]期（おおむね18歳未満）において遅滞が生じること、遅滞が明らかであること、遅滞により適応行動が困難であることの3つを要件とするものが多い。遅滞が明らかか否かの判断に際して「[[標準化]]された[[知能検査]]（田中ビネーやWISCやK-ABCなど）で[[知能指数]]が70ないし75未満（以下）のもの」といった定義がなされることもある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
通常、[[事故]]の後遺症や[[認知症]]といった発達期以後の知能の低下は知的障害としては扱われない。事故の後遺症については通常の医療給付の問題であり、認知症については[[老人福祉]]の問題と考えられるためである。したがって、法令上の用語としての知的障害は、'''[[精神医学]]の領域における知的発達障害'''に照応することが多い。また、外見だけでは知的障害者と気づかれないことも多く、[[体力]]にも遅滞が生じることもある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== よくある傾向 ==&lt;br /&gt;
; 乳幼児期&lt;br /&gt;
: 同年齢の幼児との交流が上手くいかなかったり、言葉に遅れがあったりする場合が多い。[[染色体異常]]などの病理的原因（後述）の場合は早期に発見されることが多い。&lt;br /&gt;
; [[学齢]]期（6 - 15歳ごろ）&lt;br /&gt;
: 判断力や記憶力などの問題で、普通学級の授業についていけない場合が多い。複雑なルールの遊びに参加することは困難である。そういったストレスから、各種[[二次障害]]が発生する場合もある。また、後期[[中等教育]]への進学に当たっては、各種の問題がある。&lt;br /&gt;
; 成年期（18歳 ）-&lt;br /&gt;
: 一般的な職場への就労はハードルが高く、障害者の保護者やボランティアなどが開設する通所施設で活動する例が多い。また、日常的でない判断（高額な契約など）が難しく、時に判断を誤ることや、悪意の接触にだまされることがある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 呼称の変遷 ==&lt;br /&gt;
以前は、「独:schwachsinn」「英:feeble mindedness」「英:mental deficiency」などの外来語の直訳として「'''精神薄弱'''（せいしんはくじゃく、略称・精薄）」という用語が広く使われており、法律用語にも多用されていたが、「[[精神]]」という言葉は人格も含むうえ、[[精神障害]]と混同されやすいため、関係団体などでは「知的障害」という用語が使われるようになった。平成12年（[[2000年]]）3月からは法律上の表記も、知能面のみに着目した「知的障害」という用語に改められた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
また、かつては重度知的障害を「白痴」、中度知的障害を「痴愚（ちぐ）」、軽度知的障害を「魯鈍・軽愚（ろどん、けいぐ）」と呼称しており、これらの用語は[[法律]]などにも散見されたが、偏見を煽るとして「重度」「中度」「軽度」という用語に改められた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
医学的な診断名には「英:mental retardation:MR」の訳として「'''精神遅滞'''（せいしんちたい）」、「'''精神発達遅滞'''（せいしんはったつちたい）」という用語が用いられる。これらは「知的障害」と同じ意味で使われる場合が多い。ただし、厳密な医学的分類では「精神遅滞」・「精神発達遅滞」と「知的障害」を使い分ける場合もある。[[DSM-IV]]や[[アメリカ精神遅滞学会]](AAMR)の定義では、「精神遅滞」は「知的障害」の症状に加えて生活面、すなわち「意思伝達・自己管理・家庭生活・対人技能・地域社会資源の利用・自律性・学習能力・仕事・余暇・健康・安全」のうち、2種類以上の面にも適応問題がある場合をさす。しかし、こういった生活面に適応問題があるかどうかを判断するのは難しく、現実的には知能のみで判断しているので、知的障害と精神遅滞は同義語だと考えても差し支えない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
現在では、[[教育]]分野や[[行政]]や[[マスメディア|マスコミ]]などでは、「知的障害」や「知的発達障害」や「知的発達遅滞」と呼ばれることが多く、[[医学]]関係では、「精神遅滞」や「精神発達遅滞」と呼ばれることが多い。また、古くからあるくだけた言い方、俗に使われる名称として「知恵遅れ（ちえおくれ）」や侮蔑した呼び方として「ノータリン」（脳味噌が足りないという意味）という言葉があり、それらは子供内でも平然と用いられた。 また[[インターネットスラング]]として、俗的略称である知障（ちしょう）の誤変換である「池沼」の文字を当てる場合がある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 社会における歴史と現状 ==&lt;br /&gt;
=== 日本国外での歴史 ===&lt;br /&gt;
[[19世紀]]以前にも重度の知的障害者はいた。しかし、軽度の知的障害者の場合は、それほど支障なく社会生活を送れていた。しかし、近代的な[[学校制度]]が普及するにつれて、[[年齢主義と課程主義|年齢主義]]的な[[進級]]制度が広く行われるようになり、年齢基準の[[学年]]編成では、遅れをとる[[児童]]の存在が無視できなくなった。そのような児童生徒は、単純な怠惰や学業への無関心のために成績が悪い生徒と、努力しても成績が悪い生徒の二種類に分類できた。[[1905年]]に、フランスの[[アルフレッド・ビネー]]が世界初の[[知能検査]]を公表したが、これ以降、知的障害の児童は、厳密な診断のものさしで区分されることになった。ビネー死後、知能検査はさまざまな心理学者によって改良され、現在では[[知能指数]]を基にして知的障害を判定するようになった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
福祉国家[[スウェーデン]]の[[不妊手術]]をはじめ、諸外国でも知的障害者は社会的に抑圧されてきた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 日本での歴史 ===&lt;br /&gt;
[[江戸時代]]中期の[[医師]]（[[漢方医]]、[[古方派]]）で[[儒学者]]である[[香川修徳]](香川修庵)は、その著書「一本堂行余医言（いっぽんどうこうよいげん）」の巻5にて「痴鵔」として記述している。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
知的障害者福祉は民間から始まった。明治20年代に[[学校法人立教女学院|立教女学院]]教頭の職にあった[[石井亮一]]が、孤女学院を開設したことにはじまる。[[濃尾大地震]]の震災孤女を引き取った亮一は、孤女の中に知的障害児がいたことで強い関心を示し、アメリカへの二度にわたる留学を経て、日本初の知的障害者福祉施設[[滝乃川学園]]を開設したのが、日本における知的障害者福祉の先鞭である。亮一は、夫人[[石井筆子|筆子]]とともに知的障害者福祉事業に生涯をささげ、後には日本精神薄弱児愛護協会(現・[[日本知的障害者福祉協会]])を設立した。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
重度障害児には[[就学免除]]などが適用されていたが、[[養護学校]]は[[1979年]]に[[義務教育]]の[[学校]]となり、重度障害児も入学可能となった。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『障害者白書』平成21年版によると、厚生労働省が確認した日本国内の知的障害者数は約55万人(在宅者約42万人、施設入所者約13万人)。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 公的支援 ===&lt;br /&gt;
知的障害があると認定されると[[療育手帳]]が交付され、各種料金の免除などの特典が与えられる。[[自治体]]によって、「'''愛の手帳'''」や「'''緑の手帳'''」などの名称がある。また、[[障害年金]]や[[特別障害者手当]]などの制度もある。療育手帳などの福祉手帳は、社会福祉法の制度で65歳未満と制限されている。人口比で計算すると先進国各国では年々減少はしているが、開発途上国各国や後発開発途上国各国では減少が見られない国も多い。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
知能指数の分布から予測すると、IQ70以下の人は2.27%(認知症を含む)存在するはずなので、理論的には日本の知的障害者数は284万人になる。しかし、公的に知的障害者とされている人は推計41万人であり、実際に存在するはずの障害者数と比較すると6分の1ないし7分の1であり、著しく少ない。また、上記の41万人のうち84%が療育手帳所持者であるが、軽度・中度の手帳の所持者が55%、重度・最重度の手帳の所持者が45%であり、理論上の出現頻度は障害が軽いほど多いので、それを考慮すると、軽度・中度の手帳所持者は実際の軽度・中度の人数のうちのごく一部であると考えられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 知的障害者関連の犯罪 ===&lt;br /&gt;
知的障害者の「問題行動」などによって重大犯罪の加害者もしくは被害者になる場合も多い。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
元[[国会議員|衆議院議員]]の[[山本譲司]]は不正受給問題で[[懲役]]刑を受けた時の体験から『[[獄窓記]]』という書籍を出版し、[[刑務所]]内の知的障害者の比率が一般社会と比べて異常に高いと指摘している。著書『[[累犯障害者]]』の中で山本は、実社会では生きるすべを持たない知的障害者たちが、繰り返し犯罪を犯しては刑務所に戻ってくる様を克明に描いている。服役囚全体の4分の1が知的障害者である現実を伝えている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==== 実例 ====&lt;br /&gt;
; [[甲山事件]]&lt;br /&gt;
: [[西宮市]]の知的障害者施設で園生（=園児。当時の呼称）の死亡事故が発生し当初は事故として扱われたが[[検察審査会]]の決定により再捜査。[[保育士|保母]]（当時の呼称）の女が「貯水槽に突き落とした」とされ、検察の取り調べ時に園生から有力な証言が得られたとして起訴された事件。第二次控訴審で無罪が確定。&lt;br /&gt;
; [[野田事件]]&lt;br /&gt;
: [[千葉県]][[野田市]]で起きた幼女殺害事件に際し近くに住む知的障害を持つ青年（当時）が犯人として逮捕された事件。裁判では無実を主張したが、一・二審共に懲役12年の有罪判決。最高裁に上告をするが棄却され刑が確定し1994年に刑期満了で出所している。&lt;br /&gt;
; [[水戸事件]]&lt;br /&gt;
: [[水戸市]]の段ボール加工業者が住み込みで働いていた知的障害者を[[虐待]]した事件。同社は障害者雇用の優良企業として評判が高かった。&lt;br /&gt;
; [[レッサーパンダ帽男殺人事件]]&lt;br /&gt;
: レッサーパンダ帽をかぶった男が通行人に自分を馬鹿にされたと思い込み殺害した事件。知的障害はあったものの完全な責任能力があったとし無期懲役の判決。&lt;br /&gt;
; [[東金市女児殺害事件]]&lt;br /&gt;
: [[千葉県]][[東金市]]で全裸の幼女が倒れているのが発見され、病院で死亡が確認された。現場近くのマンションに住む知的障害の男が[[死体遺棄]]容疑で逮捕された。その後、[[殺人]]容疑で再逮捕された。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 知的障害の分類 ==&lt;br /&gt;
=== 原因による分類 ===&lt;br /&gt;
; 病理的要因&lt;br /&gt;
: [[ダウン症候群]]などの[[染色体異常]]・[[自閉症]]などの先天性疾患によるものや、出産時の酸素不足・脳の圧迫などの[[周産期]]の事故や、生後の高熱の後遺症などの、疾患・事故などが原因の知的障害。&lt;br /&gt;
: [[脳性麻痺]]や[[てんかん]]などの[[脳]]の障害や、[[心臓病]]などの[[内部障害]]を合併している（'''重複障害'''という）場合も多く、身体的にも健康ではないことも多い。[[染色体異常]]が原因の場合は知的障害が中度・重度であることが多く、外見的には特徴的な容貌であることも多い。&lt;br /&gt;
; 生理的要因&lt;br /&gt;
: 特に知能が低くなる疾患があるわけではないが、たまたま知能指数が低くて障害とみなされる範囲（IQ69または75以下）に入ったというような場合。生理的要因の知的障害がある親からの遺伝や、知的障害がない親から偶然に知能指数が低くなる[[遺伝子]]の組み合わせで生まれたことなどが原因である。合併症はないことが多く、健康状態は良好であることが多い。知的障害者の大部分はこのタイプであり、知的障害は軽度・中度であることが多い。「単純性精神遅滞」などともいう。&lt;br /&gt;
; 心理的要因&lt;br /&gt;
: 養育者の[[児童虐待|虐待]]や会話の不足など、発育環境が原因で発生する知的障害。[[リハビリ]]によって知能が回復することもある。関連用語に「[[情緒障害]]」がある&amp;lt;ref&amp;gt;自閉症が情緒障害に分類される場合もあるが、自閉症は先天性の脳機能障害である。&amp;lt;/ref&amp;gt;。また、離島や山岳地帯や船上などの刺激が少ない環境で成育した児童の場合も、IQが低い場合が多い（[[知能指数#生活環境]]参照）。IQテスト自体○や△など抽象的な図柄を見分けるといった文明社会に馴染んだ者にとって有利な問題となっている。従って、都会生活を経験したことのない先住民族などには不利な評価が下されることになる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 知能による分類 ===&lt;br /&gt;
基本的には、[[知能指数]]が100に近い人ほど人数が多い。しかし、知能指数の種類によっては最重度まで正確な存在数比率を出せない場合もある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
教育の分野では、軽度の生徒を「教育可能」、中度の生徒を「訓練可能」と分類する。医学的に考えると精神年齢は12歳以下と推定される(厚生労働省などの発表)。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
; ボーダー（境界域）&lt;br /&gt;
:知能指数は70 - 85程度。知的障害者とは認定されない。&lt;br /&gt;
; 軽度&lt;br /&gt;
: 知能指数は50 - 69程度。理論上は知的障害者の約8割がこのカテゴリーに分類されるが、本人・周囲とも障害にはっきりと気付かずに社会生活を営んでいて、障害の自認がない場合も多いため、認定数はこれより少なくなる。生理的要因による障害が多く、若年期の頃では健康状態は良好。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
; 中等度（中度）&lt;br /&gt;
: 知能指数は35 - 49程度。合併症が多数と見られる。過半数の[[精神年齢]]は小学生低学年程度。&lt;br /&gt;
; 重度&lt;br /&gt;
: 知能指数は20 - 34程度。大部分に合併症が見られる。多動や嗜好の偏りなどの行為が、問題になっている。概ね精神年齢は4歳児程度しかない。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
; 最重度&lt;br /&gt;
: 知能指数は19以下程度。大部分に合併症が見られる。寝たきりの場合も多い。しかし運動機能に問題がない場合、多動や嗜好の偏りなどの行為が問題になる場合がある。実際の精神年齢は1歳児程度。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 多元的アプローチによる分類 ===&lt;br /&gt;
AAMR第9版においてなされている定義。&lt;br /&gt;
①精神遅滞の概念を広げること、②IQ値によって障害のレベルを分類することはやめること、③個人のニードを、適切なサポートのレベルに結びつけること、の3点を意図している。&lt;br /&gt;
; 一時的（intermittent）&lt;br /&gt;
: 必要なときだけの支援&lt;br /&gt;
; 限定的（limited）&lt;br /&gt;
: 期間限定ではあるが、継続的な性格の支援&lt;br /&gt;
; 長期的（extensive）&lt;br /&gt;
: 少なくともある環境においては定期的に必要な支援&lt;br /&gt;
; 全面的（pervasive）&lt;br /&gt;
: いろいろな環境で長期的に、しかも強力に行う必要がある支援&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 大島分類表 ===&lt;br /&gt;
運動能力と知能指数による分類として、大島一良による大島分類が使用されている。下記の表は大島分類の表に障害別の大まかな分布範囲を表記したものであるが、個人差があることに注意されたい。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
大島分類では、分類1 - 4該当するものを定義上の「[[重症心身障害児]]」（ただし、[[児童福祉法]]上の話であり、[[学校教育法]]上は、重度[[重複障害]]の一種に過ぎない）とし、分類5 - 9に該当するものを「周辺児」と呼んでいる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[ファイル:大島分類.PNG]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 知的障害とその他の発達障害の関連 ==&lt;br /&gt;
=== 知的障害と自閉症 ===&lt;br /&gt;
「[[自閉症]]」という障害は、知的障害があるもの（狭義の自閉症）と、知的障害がないもの（[[高機能自閉症]]・[[アスペルガー症候群]]。いわゆる[[高機能PDD]]と称される）に便宜的に分類されているが、その他の関連した障害を含めて[[自閉症スペクトラム]]という連続した障害と捉えることがかつて提案された。[[広汎性発達障害]](厳密には、知的障害のないものについては、[[高機能広汎性発達障害]](いわゆる高機能PDD)となる)という用語がほぼ同義語として機能している。知的障害は、知能面の全体的な障害であり、自閉症の本質である[[コミュニケーション障害]]は、対人関係面を主とした障害である。昔から知られている種類の自閉症は狭義の自閉症のことであるが、これはコミュニケーション障害と知的障害が合わさったものである。近年知られてきた種類の自閉症である高機能自閉症は、コミュニケーション障害のみであり、知能指数の全体平均は知的障害の域に達しない。しかし、知能指数を要素別に計測すると、各要素間に大きな差が見られる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ただし、[[精神障害の診断と統計マニュアル]]第5版では、(カナー型)自閉症、[[アスペルガー症候群]]、高機能自閉症、[[特定不能の広汎性発達障害]]の4つを包括し、自閉症スペクトラムと規定された。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
=== 知的障害と学習障害 ===&lt;br /&gt;
[[学習障害]]（LDのこと。厳密には、学習障害というよりも、主に読み書きの障害である[[ディスレクシア]]とするのが正確とされる）は、読み・書き・計算など学習面に困難があるが、会話能力・判断力などの知能の他の面では障害がない（そもそも、LDの定義の中に'''「知的遅れがない」'''とされている）。知的障害の場合は、学習面も含めて、知能面など全般的に問題がある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 軽度発達障害・高機能PDDにおける「軽度」・「高機能」の語 ==&lt;br /&gt;
[[軽度発達障害]]に使われる'''「軽度」'''、およびその一つにカテゴライズされる[[高機能広汎性発達障害]]（いわゆる「高機能PDD」のこと。これに含まれる[[高機能自閉症]]を含む）に使われる'''「高機能」'''とは、いずれも、本稿で説明されている'''「知的障害」がないながらも障害が発生'''している、というニュアンスで用いられており、'''決して、障害の度合いや複雑さなどを表す接頭辞として使われていない'''点に十分注意する必要がある。このため、近年では、'''「軽度」'''という用語では誤解を招く恐れがあることから、単に「発達障害」とのみいう場合や、「(軽度)発達障害」と表現するケースが多い。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ちなみに、「重度[[重複障害]]」などに使われる'''「重度」'''は、上述の「軽度」の対義語として使用されており、すなわち、'''「知的障害の度合いが重い重複障害」'''ということを意味する（ただし、主たる障害は知的障害以外にある点に注意）。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 脚注 ==&lt;br /&gt;
{{Reflist}}&lt;br /&gt;
{{脚注ヘルプ}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 参考文献 ==&lt;br /&gt;
[[橋本創一]]、菅野敦、大伴潔、林安紀子、小林巌、霜田浩信、武田鉄郎、千賀愛、小島道生、池田一成〔編著〕『障害児者の理解と教育・支援　特別支援教育／障害者支援のガイド』金子書房、2008年。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 関連項目 ==&lt;br /&gt;
* [[特別支援学校]]&lt;br /&gt;
* [[パーソナリティ障害]]&lt;br /&gt;
* [[障害者]]&lt;br /&gt;
* [[精神科医]]&lt;br /&gt;
* [[小児科医]]&lt;br /&gt;
* [[障害者権利条約]]&lt;br /&gt;
* [[特別支援教育]]&lt;br /&gt;
* [[国際生活機能分類]]&lt;br /&gt;
* [[国際障害分類]]&lt;br /&gt;
* [[ロボトミー]]&lt;br /&gt;
* [[スペシャルオリンピックス]]&lt;br /&gt;
* [[セックスボランティア]]&lt;br /&gt;
* [[臨床心理士]]&lt;br /&gt;
* [[養護教諭]]&lt;br /&gt;
* [[サヴァン症候群]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== 外部リンク ==&lt;br /&gt;
* [http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n173/n173_034.htm フォーラム'95「精神薄弱」に替わる用語の問題]&lt;br /&gt;
* [http://s03.megalodon.jp/2009-1114-2108-49/www.news.janjan.jp/column/0805/0805086629/1.php Japan Alternative News なぜ放置されるのか、犯罪を繰り返す障害者の問題]&lt;br /&gt;
* {{脳科学辞典|知的障害}}&lt;br /&gt;
* {{脳科学辞典|知的障害関連遺伝子}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
{{DEFAULTSORT:ちてきしようかい}}&lt;br /&gt;
{{特別支援教育}}&lt;br /&gt;
{{精神と行動の障害}}&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
[[Category:発達障害]]&lt;br /&gt;
[[Category:特別支援教育]]&lt;br /&gt;
[[Category:障害の分類]]&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>218.45.93.35</name></author>	</entry>

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